この季節はあまりツアーの御申込みも無く、また会合なども多いため、なかなかフィールドへ出ることが出来ません。
ですが昨日は久しぶりに時間が取れたので、外へと出かけてきました。
折からの寒波を受けて、ようやく冬らしい景色に。
真っ青な空に、真っ白な金精山が映えています。
この景色も、12/25正午に金精道路が閉鎖をすると、しばらくは見る事が出来ません。
今回はこんな場所から少し引き返し、切込刈込湖の入口へ。
そこから雪の森を散歩すること、1.5時間。
到着した刈込湖には、花畑が広がっていました。
小さな白い塊、この一つに目を向けると
繊細な鳥の羽のような造形。
フロストフラワー(霜の花)と呼ばれる物。
風もなく零下15度とも言われる程に厳しく冷え込んだ時にのみ見られる、自然の藝術です。
奥日光では、戦場ヶ原の歩道沿いや湯ノ湖畔、源泉などで時折見る事が出来ます。
良く冷えた晴れた朝には、ちょっとお散歩をしてみませんか?
ただ、フロストフラワーを見かけたなら、ご注意ください。
素晴らしい物を見た時に、「息を飲む」という表現がありますが、この霜の花は吐息でさえ溶けてしまいますから。